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第五十章 オープンショルダージャケットとラップスカートのパターンメーキングと デジタルトワル チェック

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック 著:関川 政春

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肩先を丸くカットしたオープンショルダージャケットとラップスカートのパターンメーキングと デジタルトワル チェックについて解説します。それでは、始めましょう。

第五十章 オープンショルダージャケットとラップスカートのパターンメーキングと デジタルトワル チェック

1. トルソーライン・スローパーのトワルチェックをする

【図1】①PATTERN MAGICⅡ3D にデフォルトで用意されている Kiiya_ModeliaStylish_38_N(セットイン)ボディで、予め作成したトルソーライン・スローパー(以降トルソー・スローパーと言う)を用意し、②3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.50_図1

2. クロプトジャケットのシルエットパターンをつくる

(1)トルソー・スローパーの前後身頃をクロプド丈にする

【図2】①トルソー・スローパーに着丈350mmの取り出し線(緑線)を水平にひき、②取り出してクロプド丈にする。
③ダーツ、脇線を突き合わせてウエスト線のつながりを修正する。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.50_図2

(2)マニピュレーションで切り開き展開する

【図3】①予め前肩ダーツ先をウエストダーツに突き合わせてから、図の位置に切り開き線(赤線)をひく。
②赤丸印を回転中心にして、第四ノッチ、第二ノッチ、第一ノッチ、前襟ぐり線、それぞれに5mm開く。第三ノッチに10mm開く。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.50_図3

(3)クロプドジャケット・シルエットパターンのトワルチェックをする

【図4】①前後身頃を用意し、②㋑身頃袖ぐり線のノッチ位置に合わせ、袖口に垂直な切り開き線(赤線)をひく。㋺図の寸法を平行に幅出し切り開く。
③3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.50_図4

3. オープンショルダー・ジャケットをつくる

オープンショルダー(肩先を出した)にするので前後身頃の肩ダーツをウエスト線へ移動する。

(1)前後身頃の肩ダーツをウエストダーツに移動する

【図5】①赤丸印を回転中心にして、後肩ダーツ間口が6mmになるよう閉じ、第四ノッチへ開く。前肩ダーツを閉じ、ウエストダーツへ開く。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.50_図5

(2)袖をタイトスリーブにする

【図6】①㋑幅出しした袖を用意し、図の位置に前後シルエット線をひく。㋺その線で畳み直す。㋩袖口線上で右側へ10mm出し、その位置から水平に左側へ120mm(袖口幅240mmの1/2)ひく。中点から袖幅線交点ⓐへ袖中心線(赤線)を引き直す。その線に直角に袖口線(緑線)を取り直す。肘線で図の寸法を調整し、前後シルエット線(緑線)をひき直す。㊁その線をミラー軸に畳んだ袖を反転し、袖脇線を、5mm肘線でくり込み曲線に調整する。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.50_図6

(3)オープンショルダー・スリーブにする

【図7】①赤丸印を回転中心に、袖山で左右に30mm開く。㋺左右の袖山線角から水平線をひき袖幅線とする。袖幅線から18度の切り開き線を図のように3本平行にひく。㋩緑線で袖山部分を切り離す。㊁35mm平行に切り開く。㋭50mm長さのタック線(赤線)で作成し、袖山の仕上がり線を曲線(緑線)にする。 ②3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.50_図7

【図8】①3Dメニュー[PMプリフォーム機能・線作成]で、②オープンショルダー位置ⓧ~ⓨ~ⓩを、直接トワルにマーキング(緑線)する。
③型紙に反映ボタンを押し、④㋑予め肩線で突き合わせた前後身頃に取り出し線(緑線)を反映する。㋺肩先パーツ(緑線内側パーツ)を取り出す。
⑤カットした前後身頃を用意し、3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.50_図8

(4)スタンドカラーをつくる

【図9】①前後身頃の襟ぐり線(緑線)を5mm繰り込む。前中心線に 持ち出し線(緑線)20mmを平行に出し、②釦10mm×5個を付ける。
③㋑袖口ダーツ線に釦10mm×3個、㋺後襟ぐり線寸法●、前襟ぐり線寸法△とし、㋩台襟を製図、前中心線に釦10mm×2個を付ける。
④3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、襟のトワルを組み立て確認する。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.50_図9

4.タイトスカート・シルエットパターンをつくる

(1)スカート・スローパーを40mm幅出し、裾線を狭めてタイトスカート・シルエットパターンをつくる

【図10】① Kiiya_ModeliaStylish_38_N(セットイン)ボディで、予め40mm幅出しした(赤線)スカート・スローパーを用意し、②赤丸印を回転中心に裾線で図の寸法を畳んだタイトスカート・シルエットパターンを作成する。
③3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.50_図10

(2)前後ウエストダーツを1本にする

【図11】①2本のウエストダーツポイント区間の1/3から垂線(赤線)をひく。間口30mmのダーツ線(緑線)を取り直し、脇線で10mmカット(緑線)して前後スカートを1本ダーツに修正する。
②ウエスト仕上がり寸法を640mmとし、余った寸法はいせ込みとして処理する。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.50_図11

(3)ラップスカートの仕上がり線を、組み立てたトワルにマーキングする

【図12】①予め図11のスカートをミラー展開して組み立てておく。3Dメニュー[PMプリフォーム機能・線作成]を使用し、②主に右半身のラップスカート仕上がり線(緑線)を図のようにマーキングする。
③型紙に反映ボタンを押し、④右半身スカートに仕上がり線(緑線)を反映する。前後中心線をミラー軸に展開して左半身仕上がり線(黒線)を作成する。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.50_図12

(4)ラップスカートパーツを取り出し、パターンを完成させる

【図13】①図12のスカートで、ラップパーツ仕上がり線(赤線)を含め、②取り出し線(緑線)から抜き出す。
③重ねるラップパーツ(後パーツは赤線、前パーツは緑線)の、④前パーツを反転して突き合わせる。後パーツを反転して、脇線に突き合わせる。
⑤赤丸印を回転中心にラッブ前後パーツのウエストダーツを畳む。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.50_図13

【図14】①3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.50_図14

5. オープンショルダージャケットとラップスカートのコーディネート・チェックをする

【図15】①完成したデザインパターンを用意し、3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定、トワルを組み立て確認する。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.50_図15

6. オープンショルダージャケットとラップスカートに生地・柄を貼り付けコーディネートチェックをする

【図16】①Kiiya_ModeliaStylish_38_N(セットイン)、②Humanbodyそれぞれでチェックする。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.50_図16

関川 政春(セキカワ マサハル)

2002年~2017年 国際トータルファッション専門学校 校長

現在は校長を退任し、同校の非常勤講師としてアパレルCAD教育に携わる

2017年6月に デジタルトワル 研究についての書籍出版と同時にウェブサイトを公開

※下記参照

活動

ファッションビジネス学会全国大会(2016年開催)で、3Dトワルを活用した「婦人テーラードジャケットのパターン&3Dシミュレーション検証」を発表

2017年11月25日開催のファッションビジネス学会全国大会において、デジタルトワル の活用事例を発表

ウェブサイト マサCADのデジタルトワル研究室
出版書籍 デジタルトワルメーキング(基礎から応用編V9)【電子書籍】
PATTERN MAGIC II3D 資料ダウンロード