
第四十九章 キモノ袖切替ジャケットと重ねフレアースカートのパターンメーキングと デジタルトワル チェック
フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック 著:関川 政春
- 学習・知識
エスニック調のキモノ袖切替ジャケットと重ねフレアースカートのパターンメーキングと デジタルトワル チェックについて解説します。それでは、始めましょう。
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第四十九章 キモノ袖切替ジャケットと重ねフレアースカートのパターンメーキングと デジタルトワル チェック
1. 上身頃ジャケットスローパーのトワルチェックをする
【図1】①WebコラムVol.46図1の前後上身頃と袖パターンを用意する。
②3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。

2. 身頃と袖を統合し、キモノ袖のシルエットパターンをつくる
(1)前肩に修正する
【図2】①キモノ袖の場合、袖が後側に逃げるのを防ぐため前肩に修正する。後身頃サイドネックポイントで5mm、ショルダーポイントで10mm(ゆるみ分5mm+前肩移動分5mm)図のように修正する。
②前身頃サイドネックポイントで5mm削り、ショルダーポイントでゆるみ5mm加え、前肩に5mm移動する。みかけ上移動0mmに修正する。

(2)袖ぐり線にゆとりを加える
【図3】①前後身頃を用意し、図の位置に切り開き線(赤線)をひく。
②赤丸印を回転中心に後肩ダーツを閉じて、第四ノッチに10mm開く。前身頃のウエストダーツを回転して狭め第二ノッチに30mm開く。前後肩先を10mm延長、袖ぐりを20mm繰り下げて、袖ぐり線(緑線)をひき直す。

(3)身頃と袖を統合し、キモノ袖にする
【図4】①袖スローパーにカフス丈60mmの取り出し線(緑線)をひく。
②袖を取り出し、第四ノッチと第二ノッチから切り開き線(赤線)を垂直に袖口線までひき、交点をⓐⓑⓒⓓとする。
③袖山線ⓐで10mm、ⓑで35mm、袖口線ⓒとⓓでそれぞれ60mmを開く。身頃袖ぐり線を繰り下げた1/2の10mmを袖脇線で下げて袖山線(緑線)を引き直す。ギャザーパフリ分を図のように20mm平行に加えて袖口線(緑線)を引き直す。カフス丈60mm×幅250mm+持ち出し30mmの矩形をひきカフスとする。
④㋑前後身頃を肩線で突き合わせる。後身頃肩線ノッチに袖山線ノッチ(赤線)を突き合わせる。㋺前後の身頃袖ぐり線角と袖山線角を図のように同寸法になるように配置する(直径55mmの円に外接する)。図の位置に80mmの明き見せをつくる。

【図5】①前後身頃脇線80mm位置から袖の肘線に向けて袖下線(緑線)を図のようにひく。
②前後袖接ぎ線(赤線)で身頃を切り離し、前後身頃中心線が垂直になるよう図のように配置する。
③3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。

(4)キモノ袖に切替線を入れる
【図6】①不要な線を消してパターン整理し、前後裾切替の取り出し線(緑線)を丈60mmでひく。
②裾切替パーツを取り出し、ダーツ線で突き合わせ統合する。前後身頃のウエストダーツ分量はギャザーとして処理する。図の位置に45mm幅の切替線(緑線)を前後身頃にひく。

【図7】①パーツごとに取り出したデザインパターンを用意する。
②3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。

【図8】①前後身頃の襟ぐり線を5mm繰り込む。身頃と裾切替の前中心線に 持ち出し線15mmを付け、釦15mm×5個を付ける。
②㋑裾切替に釦15mm×2個、㋺袖カフスに釦10mm×2個を付ける。
③㋑後襟ぐり線寸法●、前襟ぐり線寸法△+◎とする。㋺台襟を製図する。㋩台襟に釦10mm×2個を付け、上襟を製図する。

【図9】①上襟を台襟に付けて組み立てると、襟外回り線寸法が不足し襟パーツが首に巻き付いている。
②図の位置に切り開き線(赤線)をひき、赤丸印を回転中心に襟外回り線を各3mmずつ開く。
修正した線(緑線)を修正前の線(黒線)と重ねて確認する。
③修正した上襟を付け直して確認する。
④3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立てミラーにして最終確認する。

(5)セミタイトスカート・スローパーのトワルチェックをする
【図10】①レディスセットインボディから予め作成したウエスト1本ダーツのセミタイトスカート・スローパーを用意して、②3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。

(6)フレアーパーツ切替線をひく
【図11】①前後中心線をミラー軸に、パーツを反転する。図の位置に切替線(緑線)をひき、パーツA、B、C、D、Eとする。
②3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。

(7) 切替線からパーツを取り出し、フレアー展開する
【図12】①切替パーツを取り出し(緑線)、②フレアーパーツCとパーツD・Eを右脇線(赤線)でそれぞれ突き合わせて統合する。
③パーツCを6等分、パーツD・Eを10等分した切り開き線(赤線)をひく。
④赤丸印を回転中心にして、裾で図の寸法を開く。

【図13】①重ねフレアースカートを用意して、 3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。

【図14】①キモノ袖切替ジャケットと重ねフレアースカートを用意して、3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立てコーディネートの確認をする。

【図15】①ヒューマンボデイに、3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。㋑腕を上げた状態から、㋺腕を次第に下ろし、②腕の据わり角度が図の位置になったら、シミュレーションを停止して各方向から確認する。

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関川 政春(セキカワ マサハル) 2002年~2017年 国際トータルファッション専門学校 校長 現在は校長を退任し、同校の非常勤講師としてアパレルCAD教育に携わる 2017年6月に デジタルトワル 研究についての書籍出版と同時にウェブサイトを公開 ※下記参照 |
| 活動 |
ファッションビジネス学会全国大会(2016年開催)で、3Dトワルを活用した「婦人テーラードジャケットのパターン&3Dシミュレーション検証」を発表 2017年11月25日開催のファッションビジネス学会全国大会において、デジタルトワル の活用事例を発表 |
| ウェブサイト | マサCADのデジタルトワル研究室 |
| 出版書籍 | デジタルトワルメーキング(基礎から応用編V9)【電子書籍】 |

