第3回 3DCGソフトのご紹介とまとめ
3DCGを業務にとりいれるためのヒント
- レポート
コラム「3DCGを業務にとりいれるためのヒント」は、本回で最終回となります。
ここまで、3DCGの製作は出来栄えにこだわることで時間とコストがかかるため、目的に応じた3DCGの品質のコントロールと、その製作に必要な機材・ソフトウェアの導入、人材が重要となることをご説明してきました。
第3回では、そのような課題に対しての提案と、3DCGソフトのご紹介をします。
1. 3DCGを業務にとりいれるための提案
アパレル事業の工程を大きく2つに分け、「企画・設計工程」と「生産・販売工程」に向けたご提案いたします。
企画・設計工程では、パタンナーがデザインを確認する簡易3DCGを製作し、デザイナーの意図する立体かどうかの確認、サンプル作成回数・材料費の削減、デザイン工程の短縮・工数削減にご活用いただきます。
生産・販売工程では、3Dモデリストが購買意欲を沸かせる高品質なリアル3DCGを製作し、お客様とのコミュニケーション促進、採寸・撮影業務の効率化にご活用いただきます。
このように工程で扱う3DCGと製作者を分けることで、目的に合わせた品質の3DCGをより効率的に製作することができると考えています。
2. Pattern MagicⅡ3D のご紹介
ここでは、簡易3DCGの作成に適したソフト、「Pattern MagicⅡ3D」をご紹介します。
Pattern MagicⅡ3D は、正確な立体化で衣服設計を支援することを目的として開発しています。
- 導入しやすい価格設定と簡単操作 -
「全てのパタンナーが使えるツール」を目指した価格設定、操作性が特徴です。1日220円から利用でき、使い慣れたパターンメイキングソフトと同じ操作性、シンプルな機能群で習得が容易です。
- 型紙に忠実で精確な立体表現 -
型紙に忠実で正確な立体表現を実現するため、シミュレーションを独自開発しています。 「型紙の不良を事前に発見できた」、「操作者が違っても同じ結果を得られる」といった満足のお声をいただいています。
- リアル3DCGの製作 -
他のソフトウェアとデータ連携し、高品質なリアル3DCGを製作することもできます。こちらも簡単操作と低価格が好評なレンダリングソフトウェア「KeyShot®」のご活用をお勧めしています。
Pattern MagicⅡ3D の特徴
- パタンナーがデザイン確認をするための簡易3DCG製作に適したソフトウェア
- 低価格・簡単操作で導入しやすい
- 他のソフトウェアとデータ連携し、高品質なリアル3DCGの製作も可能
3. まとめ
最後にこれまでの内容を「3DCG活用のための3要素」として整理したいと思います。
3DCG活用のための3要素
3つの要素のバランスが取れて初めて3DCGの活用が上手くいくと考えています。
このコラムが皆様の3DCG活用の参考になれば幸いです。ここまでお読みいただきありがとうございました!