パターンマジックⅡ3Dはパタンナー業務に、KeyShotで活用範囲広がる
PATTERN MAGICⅡ3D 導入事例 株式会社Apparel Play Office 様
- 導入事例
エスモードジャポン卒業後、株式会社フランドル・株式会社P/X・繊維商社田村駒株式会社にて計20年程パターン業務に従事されていました。現在は独立し、株式会社Apparel Play Officeを設立、パターン・アパレル3Dモデリング・ファッションテックコンサルティングを行っておられます。
パターンマジックⅡ3Dを業務へどのように活用していますか?
パターン作成のボリューム・ラインチェックやデザイナーとの修正内容確認等、パタンナー自身の作業の中で使用できます。
例えば、ロングのワンピースやコートの丈バランス、ギャザー倍率、切り替え位置などを確認したいとき、パターンマジックⅡ3Dを使うと、1回分の実物のトワル組みがCADでできるのでとてもラクです。特に、難しいデザインのトワルを何回も組み直すのは面倒ですから。
パターンマジックⅡ3Dで確認してちょっとしたパターン修正までするときもあります。
決して実際のトワル組みが無くなるという意味ではないです。パタンナーが細かく見たい衿付け、袖付け、カフス付け、袖振りなどは実物で見ます。
パターンマジックⅡ3Dの良いところは?
操作習得が簡単で、導入コストが低くく、トワルのデジタル化ができるところ |
パターンマジックⅡ3Dで作成した画面
パターンマジックⅡ3Dは、2DCADのパターンマジックⅡと連動していて操作性の関連性が高いので、簡単に3Dを作ることができるのが良いです。
パターンマジックⅡ3Dは、一般的なスペックのPCで使えるところも良いと思います。他の3DCGソフトはグラフィック性が高い分、グラフィックボードのスペックが必要です。パタンナー自身のトワル確認やデザイナーとの確認だけならグラフィック性が高いものは必要ないです。
価格面でも、サブスクリプションタイプは低価格なので、3Dを始めやすいと思います。
KeyShotの有効性は?
KeyShot画面
パターンマジックⅡ3Dは、パタンナーの作業やデザイナーとの確認には十分ですが、MDの会議、販売系の会議の場合、画像クオリティーの面で伝わりづらくなることが課題でした。
KeyShotを使うとクオリティーがカバーできます。KeyShotも操作が比較的簡単なので、アパレル業界でも使いやすいと思います。
会議のためや、MDとすぐに確認したいとき、サンプルができるのを待つと2週間ぐらいかかります。KeyShotは、生地や販売店舗の背景を付けることができるので、MDや営業のイメージを高め、決めてもらいやすくし、決定率を上げることができます。
※KeyShotは米Luxion社の商標及び登録商標です
KeyShotと他の3DCGソフトとの違いは何ですか?
他の3DCGソフトは、2D機能、3D機能、レンダリング機能が入っていて複雑ですが、KeyShotはレンダリングに特化しているので、機能が絞られていて分かりやすく、操作も簡単です。日本語なのも良いです。3DCGをしたことがない人にも拒否反応が少ないと思います。
3Dを使い始めるときのポイントは?
初めは3D画面を操作するのに慣れない、とよく聞きます。平面の動きは慣れているが、前後の奥行の動きに戸惑うということです。
また、3D画面は等身大ではないことと、実物との空間認知の違いに慣れるまでに違和感があるでしょう。昔、手書きから2DCADのときも同じようなことがありましたね。
2DCADに慣れてきて、急に3D特有の操作を学ぶのは疲れると思います。しかし作業に慣れてしまえば「なぜ大変だと思っていたのだろう」となります。
3Dを始めようとしている人にメッセージをお願いします。
DX (デジタルトランスフォーメーション) やAIというと、人の仕事が無くなると思われがちです。確かにテクノロジーは処理能力は高いですが、感性などは人のほうが優れています。
見た目の美しさの判断、着心地や手触りは、人だけが作りえるものです。
大量の業務の中で、機械に任せられる部分は機械に任せて、人にしかできない仕事、手間をかけたい部分に対して注力できる仕組み、人材教育に手間をかけられる体制にできればと思います。DX・テクノロジーを活用してアパレル業界の人が豊かになるように活動していきたいと思います。
3Dや新しいテクノロジーは、自分の武器になり、クリエイションを豊かにします。「面白い!楽しい!」という感覚で始めてほしいです。
会社名 | 株式会社Apparel Play Office |
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代表取締役 | 大橋 めぐみ |
https://twitter.com/playroom_mg |
※掲載内容は2021年1月時点の情報です。
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