第13回 混乱や間違いが起こる"色指示"
海外の縫製現場から見た日本のパターンと仕様書について
- レポート
本シリーズは、中国上海で縫製工業を経営されているDEPICTION-ONEの中村様に、東レACS主催の「縫製仕様書勉強会」にて「海外の縫製現場から見た日本のパターンと仕様書について」ご講演いただ内容をご紹介します。
第13回 よく混乱や間違いが起こる"色指示"
【目次】
1.色名だけで同じ色を選択できる?!
仕様書の中で「色の指示」もよく混乱や間違いが起こる箇所です。
例えば、エナメルブルー/ロイヤルブルー/コバルトブルーなどよく似た色の名前がたくさんあります。これらはそれぞれ英語(Enamel Blue/Royal Blue/Cobalt Blue)や中国語(珐琅蓝/宝蓝色/钴蓝色)に訳すことはできます。
しかし、どの言語にしても、見た人全員がこれら3つの色をそれそれ同じ色で選択できるでしょうか。
おそらく不可能だと思います。
なので色指示には、誰が見ても解るように色名に「色番」や「色見本」を加えることをお薦めします。
2.まとめ
色指示には、色名に「色番」や「色見本」を加える
■今回お話を伺った中村様の会社
DEPICTION-ONE CO.,LTD SHANGHAI Office
〒201103
上海市万源路2163号A栋801室
中村 祐輔
Yusuke Nakamura
8F,UNIT A,NO.2163,WANYUAN ROAD SHANGHAI,201103,CHINA