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第四十八章 提灯袖ブラウスとロングフレアースカートのパターンメーキングと デジタルトワル チェック

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック 著:関川 政春

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ヨーク切替にピンタックが入った提灯袖ブラウスとロングフレアースカートを取り上げパターンメーキングと デジタルトワル チェックについて解説します。それでは、始めましょう。

第四十八章 提灯袖ブラウスとロングフレアースカートのパターンメーキングと デジタルトワル チェック

1. ブラウス・ストレートスローパーをトワルチェックする

【図1】①WebコラムVol.43の1で確認したプリンセスライン・スローパー4パーツを用意し、青丸印で図のように突き合わせる。前後袖ぐり線角から直下した脇線と裾線を結ぶ(緑線)。
②赤丸印を回転中心にして裾線が25mm開くまで肩ダーツをたたみブラウス・ストレートスローパーとする。
③3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.48_図1

2. 袖ぐり線をハイショルダー位置にし、提灯袖をつくる

【図2】①ブラウス・ストレートスローパーを用意し、切り開き線(赤線)をひく。
②赤丸印を回転中心にして、第四ノッチと第二ノッチに5mm開く。後肩ダーツの余った分5mmを肩先で削る。前肩ダーツを閉じた残りダーツ分10mmを前袖ぐり線角から100mm位置にとり、袖ぐり線ダーツとする。袖ぐり線の切り開いた位置に合わせ袖山線を開く。袖丈を260mmの半袖(緑線)にする。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.48_図2

【図3】①肩先から30mmハイショルダー位置で袖ぐり線(緑線)を引き直す。
②㋑袖パーツの袖口線から、カフス丈40mm×幅250mmを取り出し、袖幅線を10等分した切り開き線(赤線)をひく。㋺平行に各10mm開き、袖口で20mmカットした脇線をひく。
③㋑ハイショルダー分30mmを上にとり袖山線(緑線)をひき直す。袖中心線を切り開き線とする。㋺袖山ギャザー分を増やすため袖口線の赤丸印を回転中心にして、前後袖パーツを左右に回転させ袖山で60mm開く。袖山線(緑線)をひき直す。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.48_図3

【図4】①袖中心線ⓐから後袖山線155mm、前袖山線150mm(青線) とった位置とそれぞれむすび1本目の切り開き線(赤線)をひく。その線に50mm平行な2本目の切り開き線をひく。
②上方向にそれぞれ30mm開き袖山線(緑線)をひき直す。
③開いた位置を幅30mm長さ50mmのタック4本に変換する。
④袖口線に図のようにギャザーパフリ分を加える。後袖口線の中点から明き見せ60mmをひく。カフスに釦10mm×1個を付ける。
⑤ 3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.48_図4

3. 身頃をショート丈にしてヨーク切替、前立、スタンド襟をつくる

【図5】①前後身頃の襟ぐり線(緑線)を図のようにひき直す。
②着丈を520mmにして、30mm幅の前立、前後ヨーク線(緑線)をひく。
③ヨークと前立を切替線(緑線)で取り出す。釦10mm×6個を図の位置に付ける。
④㋑丈30mm×幅(後襟ぐり線寸法●)の矩形(黒線)を引く。水平に前襟ぐり線寸法〇をとり、高さ10mmの位置と結び前襟付け線(緑線)をひく。㋺直角線25mmをひき、襟外回り線(緑線)をひく。㋩15mm位置に前中心線(緑線)をひく。釦10mm×1個を付ける。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.48_図5

4. ヨーク切替にピンタックを入れる

【図6】①ピンタック線(赤線)を間隔18mmで後ヨークに8本、前ヨークに6本図のようにひく。
②前後ヨークともピンタック幅5mmで開く。
③ 3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、④トワルを組み立て確認する。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.48_図6

5. スカート・スローパーをトワルチェックし、ロングフレアースカートをつくる

【図7】①予めACS_レディス(セットイン)デジタルボデイから作成したスカート・スローパー丈850mmを用意し、切り開き線(赤線)をひく。
②3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。
③赤丸印を回転中心にウエストダーツをたたみ、裾線へ開く。裾線(緑線)を引き直す。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.48_図7

【図8】①開いた裾線から等分線をひき切り開き線(赤線)とする。
②裾開き分が180mm(緑線)になるよう赤丸印を回転中心にして開く。脇線は裾でその半分の90mm開く。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.48_図8

【図9】3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、トワルを組み立て確認する。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.48_図9

【図10】前中心線でミラー展開し、後スカートを反転し、下前スカートとする。地の目線をバイヤス(45度)方向にひく。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.48_図10

6. 提灯袖ブラウスとロングフレアースカートをコーディネートチェックする

【図11】①3Dメニュー[PMプリフォーム]で縫合設定し、スカートのトワルを組み立て生地を貼り付け確認する。
②その上にブラウスを着せて、コーディネートチェックをする。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.48_図11

【図12】①㋑ジャケット㋺ジャケットとスカート
②レディスヒューマンボディでコーディネートチェックをする。

フラット・パターンメーキングと デジタルトワル チェック vol.48_図12

関川 政春(セキカワ マサハル)

2002年~2017年 国際トータルファッション専門学校 校長

現在は校長を退任し、同校の非常勤講師としてアパレルCAD教育に携わる

2017年6月に デジタルトワル 研究についての書籍出版と同時にウェブサイトを公開

※下記参照

活動

ファッションビジネス学会全国大会(2016年開催)で、3Dトワルを活用した「婦人テーラードジャケットのパターン&3Dシミュレーション検証」を発表

2017年11月25日開催のファッションビジネス学会全国大会において、デジタルトワル の活用事例を発表

ウェブサイト http://masa-cad.com/
出版書籍 デジタルトワルメーキング(基礎から応用編V9)【電子書籍】
PATTERN MAGIC II3D 資料ダウンロード