
No.052 再びドロップショルダーの作図 その3
実践!レディース・パターン教室 著:菊地 正哲
- 学習・知識
アパレル工業新聞 2025年9月1日発行 5面
この記事・写真等は、アパレル工業新聞社の許諾を得て掲載しています。
前回の続きです。本当は、ドロップショルダーの作図は前回で終わりにするつもりでしたが、もっとリアルなシルエットで確認をしたくて、今回は3DソフトのCLOを使って検証しました。また、作図方法についても、前回とは違う方法でドロップショルダーの作図をしてみました。これもCLOによる3Dで検証を行いましたので、併せて紹介します。
8.アバターに着装したシミュレーション
前回の[A]、[B]、[C]のパターンをアバターに着せ付けて、よりリアルなシルエットを再現してみる。
【8-1】[A]肩線延長のパターンを着せ付けた3D画像。
バスト寸法が増えたときのシルエットの破綻が最も少ないのが、このシミュレーションでも確認できる。
【8-2】[B]傾斜度45度のパターンを着せ付けた3D画像。
[A]と比べると、バスト寸法が増えるにつれて腕が上がりにくそうに見えるのも確認できる。
【8-3】[C]傾斜度30度のパターンを着せ付けた3D画像。
バスト寸法が増えれば明らかに腕が上がらないであろうことが想像できる。
9.袖のパターン有りきの作図法
原型からの展開に慣れている者にとっては、やはり袖のパターンがあって、それを身ごろにくっつけるやり方のほうが、何かと都合がよく理解しやすい。そこで最後に、袖のパターン有りきの作図法を解説する。
【9-1】ブラウスやジャケットを想定した身ごろと袖のパターン。
▼身ごろはバストダーツと肩ダーツを残し、袖山の高さはAHの30%とする。
▼袖山の1/2の高さにノッチを入れ、下からの距離と同寸の位置にAHのノッチを入れる。
【9-2】▼袖を前後に分けて、ノッチ同士が合うように袖と身ごろを合わせる。
▼袖の山部分とAHの重なりが前後で均等になるようにする。
【9-3】▼ドロップ寸法を袖山の高さの1/2以内とし、ドロップしたAHと袖山を引く。
▼袖山の寸法はAHと同寸になるように調節する。
【9-4】アバターに着せ付けた3D画像。
【9-5】コート等を想定した身ごろと袖のパターン。
▼身ごろはバストダーツをAHに逃がし、袖山の高さはAHの30%とする。
▼袖山の1/2の高さにノッチを入れ、下からの距離と同寸の位置にAHのノッチを入れる。
【9-6】▼袖を前後に分けて、ノッチ同士が合うように袖と身ごろを合わせる。
▼袖の山部分とAHの重なりが前後で均等になるようにする。
【9-7】▼ドロップ寸法を袖山の高さの1/2以内とし、ドロップしたAHと袖山を引く。
▼袖山の寸法はAHと同寸になるように調節する。
【9-8】アバターに着せ付けた3D画像。

