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第三章 ブラウスパターン展開とデジタルトワルチェック(前編)

フラット・パターンメーキングとデジタルトワルチェック 著:関川 政春

  • 学習・知識

前回は、アンドロジナス(両性具有)なシャツを取り上げましたが、今回は、それとは相対する婦人既製服特有の胸ぐせダーツをキッチリとマニピュレーションで処理したブラウスのパターンメーキングとそのデジタルトワルチェックをテーマに解説します。それでは始めましょう。

第三章 ブラウスパターン展開とデジタルトワルチェック(前編)

1.トルソースローパーからの展開

トルソースローパーから、ウエスト1ダーツ有りの前後身頃と袖山線の修正を解説する。

【図1】トルソースローパーの平面パターンである。――前後身頃のウエストダーツ、脇線のダーツ処理がされウエストシェィプのシルエット構成に使用される。

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【図2】そのパターンをデジタルボディに、着せ付けトワルチェックする。――バストラインにゆるみ入れがされている。

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【図3】後身頃肩ダーツポイントと第四ノッチを結ぶ。 後ウエストダーツポイントを裾線まで延長する。

【図4】バストポイントと前襟ぐり線中点、第二ノッチをそれぞれ結ぶ。前ウエストダーツポイントを裾線まで延長する。

【図5】ダーツポイントを中心に、肩ダーツを閉じ第四ノッチに開く。裾線交点両側を5mmづつ削り、修正した左ウエストダーツ線を5mm右側へ平行移動し(→)、パターン整理してウエストダーツ線を完成させる。

【図6】バストポイントを中心に、肩ダーツを閉じ襟中点に5mm、第二ノッチに15~20mm開く。残りの分量を裾線に開く。右ウエストダーツ線を5mm左側へ平行移動し(←)、パターン整理してウエストダーツ線を完成させる。

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マニピュレーションした前後アームホール線に合わせ袖原型の袖山線を修正する。

【図7】ウエスト1ダーツ有りの前後身頃パターン

【図8】袖原型の第二、第四ノッチから袖口線へ垂線をひき、第四ノッチから第二ノッチへ凹線のそれぞれ展開線をひく。袖山線で5mmづつ外側へそれぞれ開く。凹線を平行に上へ5mm開く。袖山線をひき直し修正する。

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【図9】トワルチェックでシルエットや袖付けを確認する。

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関川 政春(セキカワ マサハル)

2002年~2017年 国際トータルファッション専門学校 校長

現在は校長を退任し、同校の非常勤講師としてアパレルCAD教育に携わる

2017年6月にデジタルトワル研究についての書籍出版と同時にウェブサイトを公開

※下記参照

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活動

ファッションビジネス学会全国大会(2016年開催)で、3Dトワルを活用した「婦人テーラードジャケットのパターン&3Dシミュレーション検証」を発表

2017年11月25日開催のファッションビジネス学会全国大会において、デジタルトワルの活用事例を発表

ウェブサイト http://masa-cad.com/
出版書籍 https://masacad.thebase.in/
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