第11回 パターンへの要望2~スキャンデータを送る場合~
海外の縫製現場から見た日本のパターンと仕様書について
- レポート
本シリーズは、中国上海で縫製工業を経営されているDEPICTION-ONEの中村様に、東レACS主催の「縫製仕様書勉強会」にて「海外の縫製現場から見た日本のパターンと仕様書について」ご講演いただ内容をご紹介します。
前回から「パターンへの要望」をお話ししています。今回は「スキャンデータを送る場合」についてです。
第11回 パターンへの要望2~スキャンデータを送る場合~
1.パターンのスキャン画像が送られてきてよくある話
我々の業務で、取引先からパターンのスキャン画像が送られてきて、社内でCADデータ化して取引先へ納品するということがあります。社内スタッフがスキャン画像から線、文字、仕様図などパターン中に書かれていることは全てデータ化します。
その際によくあるのが「文字が読めない」ということです。図1、2は実際のスキャン画像です。
【図1】
【図2】
中国人スタッフでも頭が柔らかい人であれば一部は識別できます。しかし薄くて読めない部分もあります。こういう箇所は文字が間違って識別されて指示通り仕上げられない、ということにもなりかねません。
2.まとめ
スキャンデータを送る場合、パターンへの文字は大きくはっきり書く。
■今回お話を伺った中村様の会社
DEPICTION-ONE CO.,LTD SHANGHAI Office
〒201103
上海市万源路2163号A栋801室
中村 祐輔
Yusuke Nakamura
8F,UNIT A,NO.2163,WANYUAN ROAD SHANGHAI,201103,CHINA