第5回 1枚に納まった仕様図に起こる問題

海外の縫製現場から見た日本のパターンと仕様書について

  • コラム

本シリーズは、中国上海で縫製工業を経営されているDEPICTION-ONEの中村様に、東レACS主催の「縫製仕様書勉強会」にて「海外の縫製現場から見た日本のパターンと仕様書について」ご講演いただ内容をご紹介します。

言葉が違う海外の縫製工場へ仕様書を送るときに、起こりえるトラブルの例や、上手く伝えるポイントをご紹介しています。

第5回 1枚に納まった仕様図に起こる問題

1.図解とコメントが入って良い仕様図に見えても・・・

図1はコートの図解です。各箇所の図解とコメントが入って良い仕様図に見えます。

【図1】

これを受け取った縫製現場では、スタッフに伝わるように中国語に翻訳します。日本語の周りに対応する中国語を記入していきます。

すると図2のように余白だった場所が文字でびっしりで分かり難いです。

【図2】

さらに白黒にすると図3のようになります。

【図3】

中国では未だにカラープリンターがないところが結構あります。

日本から来た仕様書を印刷して赤文字で翻訳を入れたとしても現場用に何枚かコピーされた仕様書は"白黒"なんてこともよくあります。

密集していて色も一つになってしまうと見落としの元になってしまいます。

2.1枚に詰め込まれた仕様図への配慮

よって、書き込む内容が多くなってしまう場合は、何ページかに分けてペースを広く取ってあげると良いです。図1の分量だと3ページぐらいに分けます。更に文章の行間が広いと尚良いです。

我々もやりがちですが、1枚の中にビッシリと書かれている方が「あぁ~仕事した」と満足するのですが、現場には見にくいのです。

3.まとめ

書き込む内容が多くなってしまう場合は、何ページかに分けてスペースを広く取る

■今回お話を伺った中村様の会社

DEPICTION-ONE CO.,LTD SHANGHAI Office

〒201103

上海市万源路2163号A栋801室

中村 祐輔

Yusuke Nakamura

8F,UNIT A,NO.2163,WANYUAN ROAD SHANGHAI,201103,CHINA

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