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行き届かない仕様書の更新、伝達ミス・・・生産管理システムとの連携で結果は大満足

XIFORM 導入事例 明石被服興業株式会社

  • 導入事例

岡山県の明石被服興業株式会社様は1865年創業の老舗制服メーカーで、現在はスクール・スクールスポーツ・メディカルウェアを中心とした事業を行っておられます。2015年にサイフォームマジックを導入いただいた時のお話を商品開発部部長の中塚様、同課長代理の石井様、情報管理室マネージャーの杉本様に伺いました。

導入前の課題を教えてください

課題1:情報の劣化/業務の停滞

縫製仕様書作成には既に仕様書システムを使用していましたが、仕様書作成後に発生した仕様変更や生地/附属の廃番の連絡などは、仕様書を使わず別の通知書で各部署に伝達していました。そのため、その変更内容が仕様書に反映されず、仕様書の情報がどんどん劣化していました。
また、生産管理システムでも仕様書の情報を二重に管理しており、仕様書システムとのデータ連携はできていませんでした。
その結果、更新されていない仕様書の商品を再受注されたとき、間違った生地や附属が指示され、それを探して業務が止まったり、問題がある生地を発注してしまうなどのトラブルが起きていました。

課題2:二度手間・入力ミス/既存システムの限界

商品開発部以外は仕様書システムを使っていなかったため、「試作仕様書」「仕様書作成依頼書」「学校提出仕様書」はエクセルで作成し、別々のファイルになっていました。そのため同じ内容を何度も入力したり、時には入力ミスもありました。

また、既存の仕様書システムは縫製仕様書のレイアウトが統制できず、レイアウトの種類がどんどん増えたため、それを受け取る縫製工場は見づらく、苦労をかけていました。

サイフォームマジックを導入するにあたり、決定ポイントは何でしたか?

他社のシステムも検討しましたが、東レACSからの提案は課題をトータルで解決してくれるものだったことと、既に使用している東レACSのCADデータを仕様書に取り込めることが決め手となり採用することになりました。

情報管理部は「これまでの経験上、当社の課題解決を提案してもらえる会社はない」と思っていました。しかし、東レACSの担当者が何度も丁寧にヒアリングと説明をしてくれたことで納得でき導入を了解し、更に生産管理システムと連携することを決めました。

導入時の不安や苦労は?

商品開発部課長代理 石井様

現場の作業者達からは「余計なことをしてくれた」と言われたこともありました。しかし「古いシステムのままだと問題を引きずる」ことを長い時間をかけて説明して納得してもらいました。

縫製仕様書の作成担当者は導入直後、機能や操作の違いで戸惑いもありましたが、東レACSにとても良くサポートしていただき、分からない時は随時、電話などで対応してくれたのでスムーズにサイフォームマジックに移行できました。

導入効果や製品・弊社への評価をお聞かせください

商品開発部部長 中塚様

課題は導入後すぐに解消できました。特に効果を実感したのは、ある仕様変更が1,000~2,000品番に対して必要なときがありましたが、その変更もとても簡単に実施でき、業務を止めることなく進めることができました。この時は「導入して良かった!他部署や縫製工場のスタッフも効果を実感してもらえる」とプロジェクトリーダーとしての重圧から開放された気分でした。

エクセルで作っていた試作仕様書などもサイフォームマジックで作成するようにして、そのまま縫製仕様書に情報が流れてくるので、縫製仕様書の作成時間が短くなり、更に入力ミスが減りました。

他にも、縫製仕様書のレイアウトが多くあったのを2種類に減らしたので、縫製工場から「見やすくなった」と喜ばれています。機能面では、検索機能が便利です。細かい検索ができ目的の品番にすぐに辿り着くことができるようになりました。

打ち合わせから導入までに時間はかかりましたが、慎重に打ち合わせを進め、社内の説得も中途半端にしなかったので運用が成功したと思います。これ以上言うことがないくらい大満足です。

導入前

導入後

今後、弊社製品をどう活用していきますか?

日本全国にある支店で個々にサンプルを作成している。どこで何を作っているか把握が難しい状態です。サイフォームマジックなら各支店とも情報共有が可能になり、サンプルの有効活用を検討しています。

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明石被服興業株式会

明石被服興業株式会社

AKASHI S.U.C.が新しく始動する一方、生産・物流部門は従来どおり明石被服興業株式会社(AKASHI H.K.C.)が担います。さくら工場、制服工房くらしき、宇部工場の3つの主幹工場のほか、6つの関連工場と連携し、より高い生産性とさらなる品質の向上に取り組んでいます。物流では本物流センター、宇部TACなど5つの物流拠点でデリバリィ機能の一元管理を図り、さまざまなニーズにマッチする新しい物流システムの構築を目指します。

事業内容 グループ経営の事業統括、グループ各社の財務・管理
スクール・オフィス・ファクトリーユニフォームの管理・生産・物流
スクールスポーツ・メディカルウェアの管理・生産・物流
ウェブサイト http://www.akashi-suc.jp/

※掲載内容は2018年10月時点の情報です。

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