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東レACS「3D機能を大幅強化 ~企画・設計工程の進化へ~」アパレル工業新聞掲載

2016年4月1日 アパレル工業新聞掲載

東レACS「3D機能を大幅強化 ~企画・設計工程の進化へ~」

 東レACSは、JIAM直後にリリースするアパレルCAD「クレアコンポⅡ Version3(以下、クレアコンポⅡv3)」を披露する。クレアコンポⅡv3は、最新のOSであるウインドウズ10に対応、3D機能の大幅強化を図った。同社では強化した3D機能の操作方法について四月から東西で新しいトレーニング「3D基礎」を開講。年内に応用編の講座も開講する。
 クレアコンポⅡv3の商品特長は次の通り。
 ①ウインドウズ10に対応②スタンドアローンタイプで新たに簡易データベース利用が可能③DXFファイルを読み込むとき、縫い代幅を自動計算して縫い代情報として設定可能④パターン作成時の効率向上のための機能を追加(円弧、回転、相似、パーツ化)⑤スカート原型を追加⑥ショートカットキーの設定可能範囲を拡張⑦PMプリフォーム(3D)の精度向上(シミュレーション、半身対応、調整機能追加)⑧GRプリフォーム(3D)の便利機能追加(設定、全サイズシミュレーション、シルエット比較)⑨仕様書XiformMagicにクレアコンポⅡデータの貼り付けが可能。
 3D機能の大幅強化を図ったのは、グローバルSPAの伸張など、わが国アパレル産業を取り巻く環境変化の中で、「差別化要因は設計力。素材に転写する設計情報が良くなければいい製品は出来ない」との認識がある。設計力のポイントは平面と立体との変換。平面と立体との整合性を取るためのトワルチェック工程は、短納期、コスト削減でやらないところも多く設計品質は落ちている。
 同社では、デジタルとしての設計ツールをデジタルトワルの形で訴求。仮想的なボディーを使って作った型紙を当てはめて欠点があるかどうか確認する。JIAMではアパレルの上流工程である企画・設計工程の進化を目指して、パターンメーキングで活用出来る3D機能を強化したVersion3を発表する。