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プレスリリース


「服つくりへの想い」アパレル工業新聞コラム掲載=第7回 - 2016年4月

2016年4月1日 アパレル工業新聞掲載

東レACS「服つくりへの想い」アパレル工業新聞コラム掲載=第7回=ラグラン袖の立体チェックへの新しいアプローチ (菊地正哲さん)

 菊地正哲さんは、3月12日に名古屋地区で行われたホルス(若手パタンナー育成団体)のラグラン袖実践セミナーの中で、講師としてクレアコンポⅡの3D着せ付け機能(プリフォーム機能)を使ったデジタルトワルチェックの適用結果を解説しました。
 『ラグラン袖の型紙を2種類用意し、クレアコンポⅡの3Dソフトを使って立体着せ付けチェックしてみました。型紙の変更によってラグランの袖口立体形状が変わっています。正しい型紙だと袖口が円に近くなり、正しくない型紙だと袖口が楕円になっています。これは、実際にシーチングで組んだ結果(トワルチェック)と一致します。
パソコンが高性能になり、以前とは比べ物にならないくらいの速さで着せつけ処理が行え、また実際のトワルと同じ結果が確認できるため、この3D機能は実用レベルに達しています。このツールによってトワルを組むことなく、圧倒的なスピードで型紙のよしあしを評価できます。今後、この技術によってパターンの設計方法が今までとはまったく違う形になるでしょう。さらにパタンナー作業工程のみならず、アパレルの企画・設計・生産の全工程が革新されると思います。』
 このように菊地さんは、3Dソフトを使った設計工程の新しい姿を明示しています。東レACSは、高品質な型紙設計を実現するツールとしてだけではなく、これからの新しいパターン設計方法へのアプローチとしても3D機能が活用できると考えています。東レACSは、CADが型紙設計工程のイノベーションをもたらすベストサポートツールとなるように進化させています。